「めざせ!勝ち組学習塾!!」立直しセミナー

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【塾経営の教科書】「めざせ!勝ち組学習塾!!」セミナー Lesson15「読者の質問:今でしょ!の意外な落とし穴」

【塾経営の教科書】「めざせ!勝ち組学習塾!!」セミナー Lesson15「読者の質問:今でしょ!の意外な落とし穴」

みなさん,こんにちは。

めざせ!勝ち組学習塾!!セミナー講師の山本です。


さて,本日のテーマは「読者の質問:今でしょ!の意外な落とし穴」です。


このブログをお読みの未知の方からの相談ですが,退職を機に起業をお考えのようです。学生時代に某大手学習塾で講師をされていたので,以前から塾を開業したかったそうです。現在不安なことをいろいろご相談なさっているのですが,いちばんは「開校時期」について迷っているようです。

 

 

この方の場合,FCに加盟しての起業なのですが,話を聞いている開発マンからは,「今がチャンス!春開校に間に合います。すぐに契約してください!!」と言われているそうです。

 

本日のテーマは,この方のケースのように1校目の開校を検討中の方はもちろん,現在すでに教室をお持ちの方で,2校目以降の複数展開をご検討中の方にも参考になると思います。

 

開校時期から考える初年度の計画

FC加盟を前提に開校を検討されているようでしたら,王道の春開校以外にも,夏開校,秋開校の場合のシミュレーションを提示してもらった方が良いと思います。

 

というのも,以下裏話ではありますが,FC本部としては,来春の開校目標というのが必ずあって,あなたの開校もこの数値目標に組み込まれる可能性があるからです。

 

春開校の場合

ご存知の通りいちばん鳴る時期です。「鳴る」というのは,販促活動の結果問合せが発生することです。

 

この時期はとにかく鳴ります。「ならいいじゃないか!」と怒らないでください。春は心が弾むこの時期の開校は,「開校するなら今でしょ!」といいたいところですが,ここはもう一度慎重に考えてみましょう。

 

NHKの語学講座

基礎英語をご存知でしょうか。私も,少年時代から長らくお世話になってきました。これらNHKの語学講座は,ご存知の通り4月開校です。

 

年度始まりということもありますが,新生活スタート(進学や進級)に合わせて何かを始めるのにぴったりというという弾むような気持ちも背中を押してくれるのです。語学講座のテキストも4月号の売上がダントツで高いのです。

 

取り込むためのタスク

この事業の目的は,最終的に鳴らすことありません。鳴った後のタスク(流れ)を考えてみてください。

 

1.アポ取り

2.入塾面談

3.入塾

4.長く通塾してもらい

5.利益を上げる

 

事業として売上を発生させるにはこれらのステップが必要でした。

 

私のセミナーでも繰り返し述べていますが,教室長業務が初めての方ですと,入塾面談の「アポ取り」さえ意外に難しいかもしれません。

 

というのも,前述のように多くのご家庭は新年度に合わせてとにかく「動く」時期だからです。実際に入塾や転塾をする前にとにかく気持ちが動く,ここに落とし穴があるのです。

 

塾事業は,繰り返しになりますがカレンダー依存の顕著な業態です。鳴る時期と鳴らない時期の差が大きいのです。いっぱんに,「募集期」などと呼びますが,4月は他の時期と比べものにならないほど大きな募集期です。

 

販促やCP

ですから,この時期にはそれこそ業界を上げてこの時期に合わせた販促活動を行います。

 

とくに資本面で有利な全国展開をしている数々のブランドは,重点目標としてこの時期に照準を合わせて折込チラシを活発に打ちます

 

仮に短期的に費用対効果が下がったとしても,年間利益率からいえばブランディング手法として,現状引き続き春の販促が有効だからです。

 

立地の影響もあり一概にはいえませんが,もし,近隣に名だたる大手塾が少なくないのなら,せっかくの開校チラシが,この時期の消耗戦に巻き込まれる可能性があります。

 

とくに近年,募集期の取り込みに不安を感じる大手は,入塾金無料とか,2科目受講で,(理・社無料など)大幅値引きなどのCP(キャンペーン)を打つ場合が多く,開校時の売上に影を落とします

 

あなたの腕次第

さらに深刻な問題があります。募集期の潮流に乗って,多く鳴りました。そして,いいペースで入塾面談を組めました。問題はここからです。

 

もし,あなたが初めて教室長を経験するとしたら,毎日のお客様対応はまさに真剣勝負です。ご家庭は,近隣の塾を回ってひとつの塾を多数の中から比べて選びます。

 

この勝負に勝つ自信はありますか?お客様はじっとあなたの言動を観察しています。腕に自信がない場合,ふつう入塾の取り込みは経験に応じてうまくなりますので,ビギナーズラックをのぞくと,始めは下手で当たり前です。

 

これは当然なのですが,数打ちゃ当たる式の失敗面談のご家庭には,ひいては商圏全体に,教室長の頼りない印象を他の時期よりも多く与えてしまうことでしょう。この問題への対策は十分考えておく必要があります。カウンター・セールス技能をとにかく鍛えなければなりません

 

あえて募集期をはずしても

いっぽう夏の開校もありです。この時期の他塾の販促活動は,春に比べて少ないので,きちんと開校販促の費用を掛け,地道に努力すれば,入塾を夏期講習の売上にもつなげることができます。ここで得られる売上は,次の学期の販促費用として活用すべきです。

 

また,GW明けや年末・年始など明らかに不利な一部の時期をのぞけば,秋開校や冬開校もいけます。こればかりは,開校エリア,つまり商圏とあなたの塾の強みに大きく関わるので,不安な方はぜひご相談ください。

 

結論として

今回の質問者さまのように,夢の開校に向けて不安を抱えていらっしゃる方も少なくないと思います。

 

私の経験,つまり本部側の立場でお話をすると,物件取得だけはまさにタイミング勝負なのです。決める時に決められないばっかりに,埋まってしまう場合もあります。


それでも開校時期の決定は人任せにすべきではありません。初年度から次年度にかけての売上や利益の推移は,立地の他に開校時期も大きく影響するからです。

 

このことを考慮して,自分のベストシーズンを慎重に検討してみてください。加えてFC加盟の場合は,本部の開校支援体制にも関わりますので,まずはぜひ,開校時期による売上進捗のデータを開示してもらって十分検討すべきといえるでしょう。

 

今日はここまで。

 

まずは行動。頑張って行きましょう!


最後まで,お読みいただきありがとうございます。


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*** ご注意 ***
なお,このブログは,あなたの教室の「問題発見の場」です。
「立直し」には,一日も早い行動が必要です。

 

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わたしはただ今、集団・個別指導の学習塾や各種スクール携わる方にむけて「経営・集客」を中心に,売上を上げる「めざせ!勝ち組学習塾!!」というセミナーを運営しており、頑張ってはいるけども月商100万円に満たない塾・スクールの立直し(リビルド)のお手伝いをしています。
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