【塾経営の教科書】「めざせ!勝ち組学習塾!!」セミナー Lesson8「塾を舞台にロープレを」
【塾経営の教科書】「めざせ!勝ち組学習塾!!」セミナー Lesson8「塾を舞台にロープレを」
みなさん,こんにちは。
めざせ!勝ち組学習塾!!セミナー講師の山本です。
今日のテーマは,「塾を舞台にロープレを」です。
ロープレと聞くと,「ああ,模擬入塾面談か!あれ嫌いなんだよな。」と,思われた方。違います!
ようは,役割分担のお話です。
さまざまな視点で
私のセミナーでは,いつもお話していることですが,塾・スクールという場所は,いろいろな立場の人が集う場所です。
もし,「勝ち組教室」にしたいなら,自分の立場と役割を意識して行動することが不可欠です。
問題です
塾側スタッフの立場を確認しましょう。
次の役割それぞれのいちばん重要な使命(ミッション)は何ですか。
1.講師
2.教室長
3.経営者(FC教室ならオーナー)
どうでしょうか。この役割の優先的なミッションをあげてください。
あなたはすぐ答えられますか。
また,あなたの教室を支えるスタッフの日々の行動は,ゴール達成に向かっていますか。
それでは,解答
1.講師...生徒の【成績】を上げること
2.教室長...【生徒数】を増やすこと
3.経営者...【利益】を確保すること
です。
合っていたでしょうか。
なるほど。異論・反論もありそうですね。
確かに他にも,たくさんミッションはあります。
ここで押さえておきたいのは,他にもやるべきことはある。ほんとうにある。
でも,このミッションがおろそかであれば,それは,ただの言い訳!だということなのです。(ごめんなさい)
正解の意味
順番に見ていきましょう。
1.講師...生徒の【成績】を上げること
講師の仕事は,単に「授業をすること」ではありません。この勘違いは,講師を雇い入れた際,また,折に触れて何度も教える必要があります。
生徒にいくら良い説明をしても,一向に成績が上がらなければ,ご家庭から評価されません。
賞味期限(失礼)は,おおむね定期テスト2回分とも言われています。
つまり,生徒が入塾する,次のテストで成績が上がらなくても,親はいったん我慢する。次のテストで成績が上がらない,するともう不満を抱える,ということです。
どうでしょう,当たっていますか。
これは,「成績が下がったら」ではなく「上がらなかったら」,ということで,一つ高いハードルです。
厳しいですね。
かといって,勘違いしないでいただきたいのは,「成績が上がらない」のは,すべて講師の責任ではありません。
あくまでも,「教室の責任」なのです。
また,生徒のグリップや,モチベーションをあげるというスキルでも,もちろん評価を得られるでしょう。それは,その通りですが,講師の本分とは,成績を上げるということだという自覚は何より大切です。
2.教室長...生徒の数を増やすこと
教室長だから,「教室の運営」と答えた方も少なくないでしょうね。また,「いくら生徒ばかり増やしたって,売上が上がらないと仕方ない!」そういう声も聞こえてきそうですね。それはその通りです。
もちろん
教室長を評価する【数字】には,生徒数,単価,継続率(言い換えれば退塾防止率),入塾率,合格率...などたくさんあります。
事業(ビジネス)として営んでいる以上,この数字は,すべて大事です。わたしが,社長(あるいはオーナー)なら,教室長のあなたに「すべて頑張れ」って言います。(笑)
ですがね,もし,今の売上がきついなら,そして勝ち組を目指すなら,やるべき最短の方法は,「生徒数を増やす」ことなのです。なぜかは,ぜひご自分でも考えていただきたいです。
よし,せっかくですので,解説しましょう。
【よくお読みください】
1.生徒一人が在籍することで,「付帯売上」が大きいビジネスであること
通常月謝以外にも,入塾金,諸経費,講習費,テスト対策増回,教材費...などなど,営業力にもよりますが,「売上期待値」は,小さくありません。
2.地域密着型ビジネスなので,口コミ・評判の効果が大きい
以前にもお話しましたが,「勝ち組教室」仲間入りするには,あなたの商圏でマジョリティー(大多数)を確保することが,どうしても必要です。
競合他社の多い現在では,いわゆる「ひとり勝ち」は,簡単に達成できるものではありません。
それでも,わたしが現役教室長の時は,そういう気構えで,十分知恵も絞って毎日行動していました。
3.ストック型ビジネスは,先手必勝!
年間売上でいうと(年度で考えた場合です)。4月に入塾した生徒と12月に入塾した生徒の差が,たいへん大きいこと。
簡単にいうと,当月の生徒数は,
既存生徒数-前月末退塾生+当月入塾生
ですよね。当然です。
ですから,この場合,
退塾は少しでも遅らせる。入塾は少しでも早くする,
という考えは,全体としてとても大きいのです。
これが,ヒントです!
このことは,プロとして常に意識してください。
まだあります。最後に
4.問い合わせを発生させるのに販促費用が掛かる。しかも,その費用が大きいこと。
仮に口コミやポスティングといった方法でも,見えない経費や労力は掛かっているはずです。
問合せからの,来室率(会社によっては着座率)や,入塾率は如実に,来期に捻出可能な販促費用に跳ね返ってきます。
教室長であるあなたには,問合せは,ほとんどすべてアポにつなげる,
そしてまた,来室されたお客様には,喜んで入塾していただけることが,あなたのいちばんの使命(ミッション)である,わたしはそう思っています。
3.経営者...【利益】を確保すること
最後に,経営者の視点も。利益とは,売上と意味が違います。
利益は「もうけ」のことではありません。
まず,利益を出すには,経費・次期の販促費用・減価償却などを確定しなければなりません。
そして,忘れてはならないのが,採用コストです。
まもなく始まる冬期講習や春の募集期に対応できるスタッフ,講師は充足していますか。
経営者は,日々資金繰りの心配も少なくないと思いますが,お金の使い道に細心の注意が必要です。
雇われるか雇うか
雇用関係で考えれば,雇われている社員のミッションは与えられた職責を最低101%以上でリターンすることです。
いっぽうの経営者は,教室の利益を使って仕事を産み出すことに他なりません。社長の仕事の根幹です。
この文章を読んでいらっしゃるあなたが,教室長であるなら,この際ぜひ,この経営者視点を身につけてください。
今日はここまで。
まずは行動。頑張って行きましょう!
最後まで,お読みいただきありがとうございます。
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*** ご注意 ***
なお,このブログは,あなたの教室の「問題発見の場」です。
「立直し」には,一日も早い行動が必要です。
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わたしはただ今、集団・個別指導の学習塾や各種スクール携わる方にむけて「経営・集客」を中心に,売上を上げる「めざせ!勝ち組学習塾!!」というセミナーを運営しており、頑張ってはいるけども月商100万円に満たない塾・スクールの立直し(リビルド)のお手伝いをしています。
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